サドル高、位置について

ロードバイクメンテナンス

あくまでも私の場合ですが、
サドルの高さは高め、位置は可能な限り前にしています。

理由としては、
①早く走るため
 a.前に位置した方が踏力のクランクへの伝達効率が高い。
 b.サドルが高いと膝関節角が浅くなり脚伸展力が高くなることで大腿四頭筋の負担を軽減できる。
 c.前に座ることと深い前傾姿勢を取ることにより股関節伸展主導となり殿筋、
  ハムストリングスの動員率が高くなる。
②大腿部の血管障害があるため股関節角を浅くすることにより血管に対するストレスを軽減するため。

要するにサドルを前に出して高くする方が理論的には早く走れます。
ただし柔軟性や関節可動域、身体的な特徴で単純に結論をだすことはできず、個別性が高いとも言えます。
また、デメリットとしてはサドルを高くするにしても、前に出すにしても、
バイクコントロールが難しくなり落車の危険性は高まりますし、挙動が不安定になるので疲れます。
ですので初心者の頃はサドルを低く後ろに設定した方が良いでしょう。
上級者でも乗車スタイルによって自分に最も適したサドル位置にするのが良いと思います。

最近のツールとか見ても選手の多くは所謂「前乗り」となっています。
おまけにフレーム小さめのを使用する選手が多いように思われ、
ハンドルとサドルが一昔前よりも近い気がします。

私のポジションは競技向けの極端な例ですので、あくまでも参考程度としてください。
サドル位置は前端がBB中心垂線より3cmセットバックされ、下死点で膝が約165度です。
ジオメトリーの関係上3cmセットバックが限界で、使用しているサドルは通常のタイプ。シートポストは0オフセット。
トラックレーサーは前端がBB垂線の0cmに設定しています。

余談ですが、何故かロードバイク界ではサドルを前に出すと腿ばかり使うと言われますが、
何故なんでしょうね?

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